伊藤産婦人科医院伊藤産婦人科医院

妊婦へのコロナワクチン接種についての見解

2021.01.20

当院は、妊婦であってもコロナワクチンの接種を勧めます。

ファイザー社とモデルナ社の新型コロナウイルスのワクチンは生きたウイルスが含まれているわけではなく、mRNAを含有したワクチンです。(アストラゼネカ社はDNAワクチン) DNAやmRNAワクチンを含むCOVID-19ワクチンは不活化ワクチンであり、基本的にはCOVID-19に感染することはありません。ワクチンの有効性はファイザーワクチンは95%有効、モデルナワクチンは94%有効です

https://www.pfizer.com/

アメリカ産婦人科学会(ACOG)、アメリカの予防接種実施諮問委員会(ACIP)によると、妊娠中に投与されたCOVID-19ワクチンの安全性に関するデータはまだ研究段階です。

妊娠中および授乳中の女性は、ファイザーおよびモデルナのCOVID-19ワクチン臨床試験から除外されており、ワクチンが妊娠中または授乳中の人々にとって安全であるかどうかを確実に知るために利用できる確固たる安全性データはまだありません。

しかし、モデルナ社によると妊娠前または妊娠中にModernaCOVID-19ワクチンを接種したラットでは、安全上の懸念は示されませんでした。

また、2020年11月14日の時点で判明したこととしては、ファイザーは、ワクチングループの12人を含む、23人の妊娠中の方が誤って臨床試験に登録したと報告しました。これらの妊娠は現在問題なく経過しています。モデルナは、ワクチングループで6人、プラセボグループで7人を含む、13人の妊娠を臨床試験で報告しました。これらの妊娠も経過進行中です。

https://www.fda.gov/media/144434/download

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33370015/

ワクチン接種前に必ず妊娠していないか確認することは必要なく、また妊娠しようとしている人は、mRNACOVID-19ワクチン接種後の妊娠を避ける必要はないとのことです。

以上まとめますと

・妊婦に対してCOVID-19 mRNAワクチンの安全性を証明するデータはないが、ワクチンの性質上は悪影響を及ぼす可能性は高くない

・ワクチン接種前に必ず妊娠していないか確認することは必要なく、また妊娠しようとしている人は、COVID-19ワクチン接種後の避妊の必要はない

・授乳中の安全性を証明するデータはないが、各メーカーやCDC、ACOGはmRNAワクチンは授乳中の乳児にとってリスクとは考えられていない。

 

 

 

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