伊藤産婦人科医院伊藤産婦人科医院

⽇本産婦⼈科感染症学会からコロナワクチンの答申が出ました

2021.01.26

妊婦さんに対しては⼗分な知⾒がなく、各国で⾒解が分かれています。⽶国の ACIP(ワクチン接種に関する諮問委員会)は、妊婦を除外すべきではないとしii、イスラエルでは積極的な接種対象としています。⼀⽅で、英国やカナダでは⼗分な臨床データがないことから、妊婦中の COVID-19 ワクチン接種は推奨していません。COVID-19 mRNA ワクチンの動物の⽣殖に関する研究はまだ完了して
いません。また、中・⻑期的な副反応については、現時点では不明です。

⽇本産婦⼈科感染症学会として、現状において以下の提⾔をします。

1. COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対する安全性、特に中・⻑期的な副反応、胎児および出⽣
児への安全性は確⽴していない。
2. 流⾏拡⼤の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外することはしない。接種する場合に
は、⻑期的な副反応は不明で、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していないことを接種前に⼗分
に説明する。同意を得た上で接種し、その後 30 分は院内での経過観察が必要である。器官形成期
(妊娠 12 週まで)は、ワクチン接種を避ける。⺟児管理のできる産婦⼈科施設等で接種を受け、
なるべく接種前と後にエコー検査などで胎児⼼拍を確認する。
3. 感染リスクが⾼い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併
している⽅は、ワクチン接種を考慮する。
4. 妊婦のパートナーは、家庭での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
5. 妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。(⽣ワクチンではな
いので、接種後⻑期の避妊は必要ない。)

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